仮面ライダー響鬼:十六之巻「轟く鬼」 | 人間万事塞翁が馬 〜完全無課金ドラクエウォーク・ツムツム・UCE日記

仮面ライダー響鬼:十六之巻「轟く鬼」

これまた傑作でした。もしかして今まで響鬼の中で一番良かったかも。

考えてみたら、前回といい今回といい主役の響鬼(鬼の方)は全く登場していないんですが、このまま主役が斬鬼と轟鬼に代わってもいい!と思わせるぐらい秀逸なエピソードでした。あらすじはこちら

 

まさに鬼の世代交代がテーマだった訳ですが、ザンキを死なせてしまうというありがちで安易な展開にしないところが今回のスタッフの偉大なところですね。師匠として背後でしっかりと戸田山の戦いぶりを見守り、轟鬼としての独り立ちを確認していくという描かれ方は、私の琴線に触れてしまってウルウルものでした。

 

裂雷(ギター)の握り方で師とは異なる轟鬼独自の戦い方をさり気なく示したり、変身後に素っ裸になってしまう戸田山でまだまだ未熟ぶりを描いて笑いをとったり。戦いも迫力満点でしたし、絶妙なバランスのとれた物語だったと思います。

一方で、ヒビキと少年の微妙な師弟関係も同時進行で、30分の番組とは思えない充実ぶりでした。

 

このままの調子で進んでくれたら、仮面ライダー史上に残る大傑作になりそうですね。

 

それに比べてウルトラマンネクサスの情けないこと。ひたすら暗い破滅に向かって突き進んでいるようで、もう感想を書く気もしません。仮面ライダーとウルトラマンという2大ヒーローの最新作がここまで好対照なのも皮肉なものですねえ。