ACG徒然 | 人間万事塞翁が馬 〜完全無課金ドラクエウォーク・ツムツム・UCE日記

ACG徒然

先日のホースライダーズの記事の冒頭にも書きましたが、カード化できそうなものは片っ端からゲームになっていく昨今のACG業界。もうこれ以上ノーサンキューってコレクターもおられるかもしれませんが、人気の無い商品はやがて消えていき、また新しいものが登場してくるという新陳代謝はこの世の常。ACGがアーケードゲーム業界の中で立派な1ジャンルとして認知された以上、今後もあっと驚くようなテーマでどんどんと新商品が登場してくることでしょう。


今度のジャンプフェスタでも、またまたデータカードダスの新作が登場ってことですが、今度はワンピースってのが専らの下馬評です。確かにジャンプ系キャラで残る最有力候補といえば、あれぐらいですよね。ブリーチとか銀魂、こち亀ってのも人気キャラではありますが、ブリーチはメイン読者層が中高生なのでDCDという媒体とはミスマッチ、銀魂はDCD化するにはちょいマイナー、こち亀は・・・ゲームが思い浮かばん。(爆)

でも、キッズ向けの場合、ここまでくるともう特別な存在でもなくなってきているので、TCGの新作が気軽に出るような感じで、ゲーム内容は殆ど使いまわしでキャラだけ挿げ替えられたようなACGがポンポン出てくるようになるかもしれませんね。あれだけ町中に増殖した筐体を遊ばせておく訳にもいかないので、ゲームのおまけがカードなのではなくて、カードのおまけがゲームぐらいの安易さになるのも時間の問題なのではないかと思います。


今後、画期的な新商品が出てくるとしたら、キッズ向けではなくて大人向けACGの方でしょうね。その際のキーワードは、「他の趣味からゲーセンへの引き摺り込み」です。

新たなキャラクターもので参入していこうとするのは、よっぽどのキャラでないと難しいのはAAAという失敗例が示していますし、今後よっぽど頑張らないと悠久の車輪も同じ運命を辿ることになると思います。

その点、もともとサッカーや野球や競馬のようにそれ自体に厚いファン層が存在していて、カードという媒体を通じてそのファン層の一部でもアーケードに引き摺りこむことが出来れば成功ってコンセプトなのが、WCCFでありBBHであり、今回のホースライダーズ。WCCFやBBHで初めてゲーセンに入り浸りになったというサッカーファンや野球ファンって結構多いと思います。

この手の新商品は、アーケード内の限られた既存顧客の奪い合いではなく、外から新規顧客を引っ張ってくるので、ゲーセンとしても有り難いんじゃないでしょうか。一旦、この手のカードゲームに嵌った人は、カード繋がりで他のACGに手を出してくれる可能性も高いですしね。


そういう観点で今後の可能性を考えてみると、サッカー、野球、競馬と来て、スポーツ系ではゴルフなんてどうでしょうか?ゴルファーカードの他に、アイアンカード、ウッドカード、パターカードとかあって、どのカードを使うか選択しながら世界中の実在コースを攻めていくの。^^;;;;

チームプレイではないので、盤上にズラリとカードを並べてって遊び方は難しいかもしれませんが、ゴルファーカードの数には事欠かないでしょうし、既にゴルフを題材としたゲーム素材も数多くあるので、すぐにでもいけそうな気がしません?


って、ちょっと得意の妄想モードに入っちまいましたが、競馬ですらカードゲームになる時代なんですから、本気で考えれば、ACGの世界はまだまだ広がる余地はありそうです。その為にも、今回のホースライダーズには是非ヒットしてもらって、次に繋がる敷居をもう一段下げていって欲しいものですね。